0743-95-2301
Guest House
大人の隠れ家をコンセプトに掲げ、2019年5月にオープン。
ひっそりとした笠置の町にとけ込むように建つ古民家を再生したこちらは、オーナーの趣味が随所に反映されている。
たとえば、1F中央にある大きな囲炉裏。食材を持ち込めるので、キャンプ場でBBQを楽しむように自ら焼き上げることができる。
その他、揺らめく炎に心癒される薪ストーブや、リビングに設置されたハンモックなど、こだわりのアメニティがずらり。
自然に囲まれながら、風の音や鳥の鳴き声に耳を傾ける極上の時間を過ごしてみては。
住所 | 〒619-1303 京都府相楽郡笠置町大字笠置小字大野木4-4 |
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電話番号 | 0743-95-3120 |
時間 | チェックイン15:00〜 チェックアウト〜10:00 カフェ10:00〜17:00 囲炉裏酒場19:00〜22:00 |
休日 | 月・火曜休 |
料金 | 素泊まり1人3,500円〜 ※囲炉裏使用料1人500円 ※クレジットカードは利用不可 |
駐車場 | 車6台、バイク10台 |
笠置ベースのオーナー井山正行さんに、笠置町のことについてお伺いしました。
大阪府河内長野市出身。旅行会社を経て、大手物流企業に入社。人材派遣会社の西日本支店長を務める。その後独立を目指して50歳で退職し、笠置町でゲストハウスをオープン。趣味はバイク、放浪ツーリング。
井 山 : ほどよく田舎なところですね。大阪や京都の市内から1時間と交通の便がいい場所なのに、とても自然豊か。有名なキャンプ場をはじめ、ボルダリングエリアや沈下橋、自然が作り出した甌穴(おうけつ)など、穴場的なスポットが多いエリアです。山々に囲まれているので季節によっては雲海も見えますよ。「なにもない」と言われることもありますが、笠置町は〈大人の隠れ町〉といっても過言ではありません。
この町に一度でも来られたら、リピートしたくなるはず。笠置に住む人はみんなフレンドリーですから、1泊すれば間違いなく5〜6人と顔見知りになる(笑)。気心知れた人ができると毎月来たくなるでしょ?
いろんな人とつながって、いろんな場所に足を運んで……。リピーターが笠置の宣伝大使なのかもしれませんね。
井 山 : ここ半年ほど、毎月のように来てくださるご夫婦ですね。
持参した食材を囲炉裏で炙り、お酒を片手に堪能されています。最近では、炭火の周りに串打ちした食材を立てて焼く「原始焼き」を始めたのですが、これが好評でね。インスタ映えしますよ!僕と同年代の宿泊客が多いので、一緒にお酒を飲んで語らうのがなによりの楽しみ。
あとはね、女性1人で2週間宿泊された方も印象的でした。最初は1週間の予定だったみたいですが、笠置の町をよっぽど気に入っていただけたのか、さらに1週間追加。どうやら、様々なスポットへ歩いて散策されていたようです。
笠置は歩いて観光地へ行けるのも魅力ですから。笠置ベースも笠置キャンプ場も駅から徒歩すぐ。そうそう、ボルダリングも徒歩圏内。自然の岩を用いた本格的なボルダリングエリアへ電車で行けるのは、日本で笠置だけらしいです。もっとアピールして、全国から誘客できないかな(笑)。
井 山 : お隣さんのご厚意で土地を貸していただけるようなので、その場所で家庭菜園をしようかと思っています。宿泊客自ら育てる家庭菜園を。農泊の体験プログラムという立派なものじゃなくて、もっと気軽なイメージ。笠置ベースに泊まって野菜を育て、採れたての新鮮な野菜を囲炉裏で炙っておいしくいただく。笠置ベースの目玉になるんじゃないかな。ゲストハウスを1人で切り盛りしているから新しいことを始めるのは大変。とはいえ、行政や地域の方々が助けてくれるから、来年ぐらいから始められそうです。
ほかにもね、この「ベース」を地域のコミュニティスペースにしたいとも考えています。宿泊客と町の人たちとの情報交換の場に。地元民が作ったお総菜を笠置ベースで提供すれば、地域の町づくりに貢献できるはず。そういった実績をこれから積んで、そのほかの地域にも「ベース」を増やしたいな。
井 山 : この町は人口1,260人ほどの小さな町ですが、ちょっと散策するだけで素晴らしい景観に出会えたり、観光スポットへ行けたりするのが魅力。メイン通りから1本入れば、人の声も車の音もほとんど聞こえないといっていいぐらい静かです。都会では味わえないような、ゆったりと流れる時間が最高の贅沢。これぞ日本の原風景ですね。
一度でもいいから笠置に来てみて下さい。笠置ベースの庭には鹿が遊びに来ることもあれば、キジが飛んできたり、大きいカメが迷い込んだり、猿が走り回ったり……まるで桃太郎の世界ですよ(笑)。
バイクチームの仲間である設計士とお酒を酌み交わしながら、リノベーションのアイデアを出したという笠置ベースは、オーナー井山さんの満足度120%なのだとか。好きなものを持ち込んで、思い思いの時間を楽しめる空間は、まさに子どもの頃に憧れた〈秘密基地〉。「大人が童心に戻って楽しめる場所」と話す井山さんの目は、50歳を超えた今もキラキラと輝いているよう。
笠置ベースにひとたび泊まれば、心身をリラックスできるのはもちろんのこと、〈人生を楽しく生きるコツ〉まで教えてくれそうな気がした。
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